日産の決算発表:大幅減益の理由説明が・・・違和感満載
2019.05.15
昨日、日産自動車の決算発表があった。
ダイヤモンドオンラインにその辺の説明がある
https://diamond.jp/articles/-/202155?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
その記事によると、驚いたことに、西川社長の説明では、米国のビジネスが足を引っ張っているが、日本のビジネスは堅調とある。
日産はとっくに日本のマーケットを捨てたと思っていたのだが、違和感の塊にならざるを得ない。
筆者は”元”日産ファンである。安い車が多いが、6台の日産車を過去乗り継いできた。ここ10年は、日産離れである。
理由は簡単、ほしい車が全くない。
スカイラインは、異様な大きさになってしまった。こちとら、タワーマンションに住む外資系の管理職ではない!
ノートは、10年以上モデルチェンジをしていないはず。
シルフィーは、がたいばかりでかくて、しゃきしゃきした感じがない。
聞くと中国マーケットを当てにして車で日本で売れなくてもよいらしい。
Fuga, Cima??? そんな金はない。それになぜモデルチェンジして、より魅力的な車にできないであろうか?もう10年近くMCでしのいでいる感じがする。
あるに日産のOBに聞くと、日本のマーケットが小さいので、大きな米国、中国に主眼を置いているとのこと。要するに日本なんてどうでもよいのである。
気がつくと、最近、日本でNewModelというのもまったく出ていない。
かつて、初代プリメーラ(P10)を所有していた。感動的な車であった。まさに意のままに車が動いてくれる感じである。日産にとっては、金がかかり過ぎの車で、儲けがなかったということらしいが・・・
しかし、二代目以降は、まったく食指が動かなかった。
買った当時は、月々2000~3000台の販売規模であったが、時間がたつにつれ、どんどん増えて行き8000台程度まで言っていたような記憶がある。
あのような車が今日産にあるかといえば、ないのである。
時がたち、初代Xtrailが出た。大きくなくて丁度良く、価格的にもAfordableなので購入した。これまたいいくるまであった。街中、山道どこでも連れて行ってくれた。多少の荒れた林道をものともせずに登山口まで連れて行ってくれた。今の車は、林道で対向車に出会うとどうなるか心配なレベルである。
日本のマーケットをまったく無視しているのに利益で日産を支えているとはなんとも言えない皮肉としか思えないのであるが・・・
それだけ熱心な日産ファンまだ残っているということだろう。しかし彼らは、高齢化しているのではないかと思わざるを得ない。
日産は日本の企業である前提であれば、日本マーケットをきちんと対応して、その”香り”をもつモデルを海外マーケットに展開すべきである。
もしそうでなければ、Renaultの一部になり、日本色を消し去り、外国のメーカとしてやってゆけばよい。日本のマーケットにこだわる必要は全くない。
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